一定期間更新がないため広告を表示しています
信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
- 2010.06.15 Tuesday
- -
- 11:54
- comments(28)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by vtyy0re3ny
◆はじめに◆
国民の皆さま、国会議員の皆さま、菅直人です。このたび、国会の指名により、内閣総理大臣の重責を担うこととなりました。国民の皆さまの期待に応えるべく、力の限りを尽くして頑張る覚悟です。
<信頼回復による再出発>
長きにわたる閉塞(へいそく)状況を打ち破って欲しい、多くの方々の、この強い思いにより、昨年夏、政権交代が実現しました。しかしながら、その後、「政治と金」の問題、さらに普天間基地移設をめぐる混乱により、当初いただいた政権への期待が大きく揺らぎました。私も、前内閣の一員として、こうした状況を防げなかった責任を痛感しています。鳩山前総理は、ご自身と民主党の小沢前幹事長に関する「政治と金」の問題、そして普天間基地移設問題に対する責任を率直に認め、辞任という形で自らけじめをつけられました。
前総理の勇断を受け、政権を引き継ぐ私に課された最大の責務、それは、歴史的な政権交代の原点に立ち返って、この挫折を乗り越え、国民の皆さまの信頼を回復することです。
<「草の根」からの取り組み>
私の政治活動は、今を遡(さかのぼ)ること30年余り、参議院議員選挙に立候補した市川房枝先生の応援から始まりました。市民運動を母体とした選挙活動で、私は事務局長を務めました。ボランティアの青年が、ジープで全国を横断するキャラバンを組むなど、まさに草の根の選挙を展開しました。そして当選直後、市川先生は青島幸男さんと共に経団連の土光(敏夫)会長を訪ね、経団連による企業献金の斡旋(あっせん)を中止する約束を取り付けたのです。この約束は、その後骨抜きになってしまいましたが、まさに本年、経団連は企業献金への組織的関与の廃止を決めました。「1票の力が政治を変える」。当時の強烈な体験が私の政治の原点です。政治は国民の力で変えられる。この信念を胸に、与えられた責任を全うしていきます。
<身一つでの政治参加>
私は、山口県宇部市に生まれ、高校生のとき、企業の技術者だった父の転勤で東京に移りました。東京ではサラリーマンが大きな借金をしないと家を買えない。父の苦労を垣間見たことが、後に都市部の土地問題に取り組むきっかけとなりました。大学卒業後、特許事務所で働きながら、市民運動に参加しました。市川先生の選挙を支援した2年後、いわゆるロッキード選挙で初めて国政に挑戦しました。初出馬の際には、論文で「否定論理からは何も生まれない」、「あきらめないで参加民主主義をめざす」と題して、参加型の民主主義により、国民の感覚、常識を政治に取り戻すことが必要だと訴えました。3度の落選を経て、1980年に初当選しましたが、議員生活はミニ政党からのスタートでした。民主党の国会議員の仲間にも、私と同様、若くして地盤も資金もない身一つで政治の世界に飛び込んだ人たちがたくさんおられます。志をもって努力すれば誰でも政治に参加できる。そういう政治を創(つく)ろうではありませんか。
<真の国民主権の実現>
私の基本的な政治理念は、国民が政治に参加する真の国民主権の実現です。その原点は、政治学者である松下圭一先生に学んだ「市民自治の思想」です。従来、我が国では、行政を官僚が仕切る「官僚内閣制」の発想が支配してきました。しかし、我が国の憲法は、国民が国会議員を選び、そして、国会の指名を受けた内閣総理大臣が内閣を組織すると定めています。松下先生が説かれるように、本来は、「国会内閣制」なのです。政治主導とは、より多数の国民に支持された政党が、内閣と一体となって国政を担っていくことを意味します。これにより、官僚主導の行政を変革しなければなりません。広く開かれた政党を介して、国民が積極的に参加し、国民の統治による国政を実現する。この目標に向け邁進(まいしん)いたします。
<新内閣の政策課題>
私は、新内閣の政策課題として、「戦後行政の大掃除の本格実施」、「経済・財政・社会保障の一体的建て直し」及び「責任感に立脚した外交・安全保障政策」の三つを掲げます。
・ 日韓首脳が電話会談(時事通信)
・ 持続性がん疼痛治療剤フェントステープを24日に新発売(医療介護CBニュース)
・ <鳩山前首相>特使で訪中 上海万博のジャパンデーに合わせ(毎日新聞)
・ 平沢元死刑囚 代表作「狩勝大観」、遺族が発見(毎日新聞)
・ オウム進出阻止に700人=新拠点警戒、住民集会―東京・足立区(時事通信)
国民の皆さま、国会議員の皆さま、菅直人です。このたび、国会の指名により、内閣総理大臣の重責を担うこととなりました。国民の皆さまの期待に応えるべく、力の限りを尽くして頑張る覚悟です。
<信頼回復による再出発>
長きにわたる閉塞(へいそく)状況を打ち破って欲しい、多くの方々の、この強い思いにより、昨年夏、政権交代が実現しました。しかしながら、その後、「政治と金」の問題、さらに普天間基地移設をめぐる混乱により、当初いただいた政権への期待が大きく揺らぎました。私も、前内閣の一員として、こうした状況を防げなかった責任を痛感しています。鳩山前総理は、ご自身と民主党の小沢前幹事長に関する「政治と金」の問題、そして普天間基地移設問題に対する責任を率直に認め、辞任という形で自らけじめをつけられました。
前総理の勇断を受け、政権を引き継ぐ私に課された最大の責務、それは、歴史的な政権交代の原点に立ち返って、この挫折を乗り越え、国民の皆さまの信頼を回復することです。
<「草の根」からの取り組み>
私の政治活動は、今を遡(さかのぼ)ること30年余り、参議院議員選挙に立候補した市川房枝先生の応援から始まりました。市民運動を母体とした選挙活動で、私は事務局長を務めました。ボランティアの青年が、ジープで全国を横断するキャラバンを組むなど、まさに草の根の選挙を展開しました。そして当選直後、市川先生は青島幸男さんと共に経団連の土光(敏夫)会長を訪ね、経団連による企業献金の斡旋(あっせん)を中止する約束を取り付けたのです。この約束は、その後骨抜きになってしまいましたが、まさに本年、経団連は企業献金への組織的関与の廃止を決めました。「1票の力が政治を変える」。当時の強烈な体験が私の政治の原点です。政治は国民の力で変えられる。この信念を胸に、与えられた責任を全うしていきます。
<身一つでの政治参加>
私は、山口県宇部市に生まれ、高校生のとき、企業の技術者だった父の転勤で東京に移りました。東京ではサラリーマンが大きな借金をしないと家を買えない。父の苦労を垣間見たことが、後に都市部の土地問題に取り組むきっかけとなりました。大学卒業後、特許事務所で働きながら、市民運動に参加しました。市川先生の選挙を支援した2年後、いわゆるロッキード選挙で初めて国政に挑戦しました。初出馬の際には、論文で「否定論理からは何も生まれない」、「あきらめないで参加民主主義をめざす」と題して、参加型の民主主義により、国民の感覚、常識を政治に取り戻すことが必要だと訴えました。3度の落選を経て、1980年に初当選しましたが、議員生活はミニ政党からのスタートでした。民主党の国会議員の仲間にも、私と同様、若くして地盤も資金もない身一つで政治の世界に飛び込んだ人たちがたくさんおられます。志をもって努力すれば誰でも政治に参加できる。そういう政治を創(つく)ろうではありませんか。
<真の国民主権の実現>
私の基本的な政治理念は、国民が政治に参加する真の国民主権の実現です。その原点は、政治学者である松下圭一先生に学んだ「市民自治の思想」です。従来、我が国では、行政を官僚が仕切る「官僚内閣制」の発想が支配してきました。しかし、我が国の憲法は、国民が国会議員を選び、そして、国会の指名を受けた内閣総理大臣が内閣を組織すると定めています。松下先生が説かれるように、本来は、「国会内閣制」なのです。政治主導とは、より多数の国民に支持された政党が、内閣と一体となって国政を担っていくことを意味します。これにより、官僚主導の行政を変革しなければなりません。広く開かれた政党を介して、国民が積極的に参加し、国民の統治による国政を実現する。この目標に向け邁進(まいしん)いたします。
<新内閣の政策課題>
私は、新内閣の政策課題として、「戦後行政の大掃除の本格実施」、「経済・財政・社会保障の一体的建て直し」及び「責任感に立脚した外交・安全保障政策」の三つを掲げます。
・ 日韓首脳が電話会談(時事通信)
・ 持続性がん疼痛治療剤フェントステープを24日に新発売(医療介護CBニュース)
・ <鳩山前首相>特使で訪中 上海万博のジャパンデーに合わせ(毎日新聞)
・ 平沢元死刑囚 代表作「狩勝大観」、遺族が発見(毎日新聞)
・ オウム進出阻止に700人=新拠点警戒、住民集会―東京・足立区(時事通信)
バラ 3万株が甘い香り 花フェスタ記念公園…岐阜・可児(毎日新聞)
- 2010.06.07 Monday
- -
- 18:55
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by vtyy0re3ny
岐阜県可児市の花フェスタ記念公園でバラが見ごろを迎え、多くの来場者でにぎわっている。
園内では赤、黄、白、ピンクなど色とりどりの約7000種・3万株のバラが咲き誇っている。訪れた人たちはバラの花に顔を近づけて甘い香りを楽しんだり、カメラに収めたりしていた。
27日まで「バラまつり」を開催している。【竹内幹】
【関連ニュース】
<写真特集>第12回国際バラとガーデニングショウ
<写真特集>毎日植物園・春
<写真特集>チューリップ:東京・丸の内のオフィス街で8万本が春を演出
<写真特集>今年の桜の思い出は?
<写真特集>カーネーション:銀座のビルに3000本展示(2009年)
・ 子ども手当申請で職員に暴行=男逮捕、「制度おかしい」―滋賀県警(時事通信)
・ 鳩山首相辞任 期待の船出、共倒れ あいさつは成果強調(毎日新聞)
・ 原発をめぐる主な裁判(時事通信)
・ <口蹄疫>「終息宣言」受け えびの市内で田植え準備(毎日新聞)
・ <公判停止>殺人罪被告が自殺図り10年 佐賀(毎日新聞)
園内では赤、黄、白、ピンクなど色とりどりの約7000種・3万株のバラが咲き誇っている。訪れた人たちはバラの花に顔を近づけて甘い香りを楽しんだり、カメラに収めたりしていた。
27日まで「バラまつり」を開催している。【竹内幹】
【関連ニュース】
<写真特集>第12回国際バラとガーデニングショウ
<写真特集>毎日植物園・春
<写真特集>チューリップ:東京・丸の内のオフィス街で8万本が春を演出
<写真特集>今年の桜の思い出は?
<写真特集>カーネーション:銀座のビルに3000本展示(2009年)
・ 子ども手当申請で職員に暴行=男逮捕、「制度おかしい」―滋賀県警(時事通信)
・ 鳩山首相辞任 期待の船出、共倒れ あいさつは成果強調(毎日新聞)
・ 原発をめぐる主な裁判(時事通信)
・ <口蹄疫>「終息宣言」受け えびの市内で田植え準備(毎日新聞)
・ <公判停止>殺人罪被告が自殺図り10年 佐賀(毎日新聞)
- sponsored links
- selected entries
-
- 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞) (06/15)
- バラ 3万株が甘い香り 花フェスタ記念公園…岐阜・可児(毎日新聞) (06/07)
- archives
-
- June 2010 (2)
- May 2010 (3)
- April 2010 (7)
- March 2010 (15)
- February 2010 (26)
- January 2010 (21)
- recent comment
-
- 手足口病が2000年以降で最多(医療介護CBニュース)
⇒ 匿名 (12/31) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ 匿名 (10/16) - バイクで信号無視、容疑で大阪・岸和田の高校生逮捕(産経新聞)
⇒ 匿名 (07/03) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ みっくみく (08/27) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ ボーン (01/20) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ とろろいも (01/13) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ 桃医 (01/08) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ オリンキー (01/04) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ リョータ (12/25) - 信頼回復による再出発…所信表明全文<1>(読売新聞)
⇒ 晶太郎 (12/21)
- 手足口病が2000年以降で最多(医療介護CBニュース)
- links
- profile
- search this site.
- mobile